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新しい介護・医療のかたち2

9月24日(土)御用聞き×大学生 地域包括ケア事例発表会にて基調講演ゲストとして
やまと診療所 院長 安井先生
福祉楽団 千葉エリアマネージャー 在田 創一 (Soichi Arita) さん
が登壇されました。

簡潔に業務内容の紹介と、今後の介護についての展望が主な内容でした。
前回「新しい介護・医療のかたち」

 

社会福祉法人 福祉楽団
http://www.gakudan.org/
https://www.facebook.com/fukushigakudan/

 

在田さんは埼玉県吉川市の訪問介護事業所の開設に携わりました。団地の一階に作り、事業所をコミュニティスペースとしても提供をしました。
http://te-co.jp/works/%E5%9C%B0%E5%9F%9F%E3%82%B1%E3%82%A2%E3%82%88%E3%81%97%E3%81%8B%E3%82%8F-community-care-yoshikawa/

 

すると、子どもからお年寄りまで訪れるようになり、遊んだり談笑したり各々が好きなように過ごしていました。そんな日々の中、いろいろな事情・要望が見えてきました。
職員がごはんを食べていると「おなかすいたからちょうだい」とねだる子供たち。「100円しかない、もっとお菓子が食べたい」という子供たち。そんな子供たちの声に答えて週に一回お菓子会を開き、お菓子を子供たちに振舞いました。しばらくして子供たちは「ご飯が食べたい。カレーが食べたい」という声があがりました。

 

今では月水金の毎週3回こども食堂を開いています。

 

子供たちにここで無料で勉強を教えたいという大人が現れました。いまのコミュニティスペースのかたちは福祉楽団の職員ではなく、地域住民が作った場。こども食堂などの運営もしています。あるおばあさんが自分の昔話を子供たちに向かって話すと、子供たちに「その話前にも聞いたよ」と素直に言われてしまい、少ししょんぼりするおばあさんの様子が日常の場面の一つであるそうです。

 

在田さんは、地域で高齢者や障害のある方のケアは施設に任せるだけでなく、地域でケアをすることに意義があるというようなことをおっしゃっていました。医療関係者や会議福祉士など専門職でない、その地域に住んでいる人々ができることはたくさんあると。「地域主体」地域だからこそ見えてくる問題を解決するために、必須のテーマになっていくのではないでしょうか。

 

御用聞き×大学生 地域包括ケア事例発表会レポート 

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