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2017.06.26.Mon

『iction!(イクション)プロジェクト』で育児と仕事の両立を応援するリクルートホールディングス(前半)

こんにちは。育児と仕事を両立中のもちおです。
最近、気になる噂を聞きつけました。
人材大手のリクルートが「子育てしながら働きやすい世の中」を作るために進めているプロジェクトがあるというんです。
イクメンライターの私としては、ぜひお話を聞きたいと思い、はたらく育児応援プロジェクト”iction!(イクション)”事務局に突撃。事務局長の二葉さんにインタビューをしてきました!

リクルートといえば、タウンワークやリクナビ、とらばーゆにフロム・エーなど就職支援のサービスを数々手がける大企業。私もリクルーター時代はもちろん、転職活動でもとてもお世話になりました。
そんな日本の雇用を支えてきたリクルートが進める、子育て世代に向けた新しい取り組みとは、一体どんなものなのでしょうか。

この人にインタビュー

二葉 美智子

大学卒業後の1999年、リクルートに入社。人材領域の営業を経て、2005年から中国展開を担当。約4年の上海赴任後、グローバル人事や中途採用、ダイバーシティ推進、CSRを担当し、2016年4月よりiction!プロジェクト事務局長に。今の夢は、自身が続けてきたバイオリンを3歳の娘と一緒に弾けるようになること。

インタビュアー

もちお

妻と4歳の娘の3人家族。音楽、メディア関係の仕事をしています。興味分野は育児、音楽。趣味でベースを弾いています。

出産離職の多くは、“本人希望”ではなく“環境”が理由。

今日はよろしくおねがいします!
早速ですが、iction!(イクション)プロジェクトってなんですか?

iction!プロジェクトは「子育てしながら働きやすい世の中を、共に創る。」をキーワードに「はたらく育児」を応援する、リクルートを横断するプロジェクトです。
子育てと仕事の両立に役立つ自社サービスを提供したり、行政・企業・NPO等と連携したアクションを通じて、子育てしやすい社会の実現を目指しています。
「育児」+「アクション」「iction!(イクション)」と名付けました。

CSR活動の一環とのことですが、リクルートのCSRに関するポリシーを教えていただけますか。

弊社では「事業を通じて社会課題の解決に取り組む」というCSRポリシーを掲げています。

私たちリクルートグループは、1960年の創業以来ずっと「雇用」に関する事業を続けています。時代とともに社会の構造が変わり、人々の働き方も進化していく中で、人材派遣事業や正社員雇用の支援など様々な事業を展開してきました。

企業として発展するとともに、私たちに求められる社会の期待や企業の社会的責任も大きくなってきました。
そうした期待に応え、責任を果たすために、リクルートでは主に雇用や労働に関わる社会課題を、私たちの事業の中で解決していく姿勢を大切にしています。

なるほど。事業を通した社会貢献を目指しているんですね。
iction!(イクション)プロジェクトが立ち上がった経緯や背景を教えていただけますか。

近年、雇用をめぐる課題は増え続けています。若者の就業問題、シニアの雇用問題、外国人の受け入れ問題など、今までにない問題が表面化しています。
そうした状況の中、リクルートでは今後取り組むべき社会課題とその解決に関して議論を積み重ねました。

話し合いの中で見えてきた方向性は、多様な価値観を持った方や様々な制約がある方向けの就業支援でした。
さらに具体案に関する検討を重ね、1年間におよぶ議論の結果、子育てと仕事の両立がしやすくなる社会の実現をめざし、「iction!(イクション)プロジェクト」を立ち上げました。

個人の方が望む限り、その方らしい仕事を続けられる社会の実現に貢献する。その第一歩として、iction!プロジェクトは2015年7月に本格スタートしました。

リクルートが育児と仕事の両立を支援することには、どんな意義があるのでしょうか。

現在、労働市場では人手不足が大きな問題となり、今後日本国内の就業人口や労働人口がますます減っていくと言われる中で、潜在的な労働力として女性に注目が集まっています。

働きたくても働けないでいる女性の数は約170万人もいると言われています。(※)
彼女たちが活躍できる社会を作ることは、国力を維持するという意味でも急務です。
また就業支援を本業とするリクルートとしても、労働人口を増やすことは課題のひとつです。

そうした社会的な文脈と、企業の目的が合致するという意味で、私たちがまず取り組むべき課題として「子育てと仕事の両立」を支援する活動を選びました。

それでは、iction!(イクション)プロジェクトの具体的な内容を教えてください。

私たちiction!プロジェクトでは、次の3点に注力しようと決めています。

1つめが
「妊娠・出産で辞めなくてすむ環境をつくる」
ということ。

出産を機に離職される人の割合は減ってはきたものの、いまだ半数近くの方が出産のタイミングで仕事を辞めています。

弊社が離職した方たちにアンケートをとったところ、第一子出産後に離職された方のうち、実に4割の方たちが出産後退職したことを後悔しているとお答えになりました。(※)

離職理由について尋ねると「辞めたかったから(本人事由)」というのは3割しかおらず、周りの環境に由来する離職が多く見られました。
特に「出産を機に辞めるのが、職場で一般的だった」、「出産前と同じ勤務時間だと育児との両立が難しかった」といった職場環境による離職が多く見受けられたので、iction!ではこうした離職せざるを得ない環境を変えることを目的にしました。

2つめに
「育児と仕事の両立によるストレスを減らす」
ということ。

実際に両立をしている方のうち、8割の方はなんらかのストレスを感じています。(※)

子育てと仕事を両立している男性・女性への調査の中で「日々ストレスを感じることはなにか」という質問をしました。
その結果、男性はほとんどが仕事に関することを挙げました。
それに対して女性のストレスの半分ほどはプライベートな事だったんです。
特に多かったのが「配偶者の性格・態度」で、次に「配偶者の家事への非協力」でした。
子育てと仕事を両立する女性たちは、配偶者との関係性にものすごくストレスを抱えているということが分かりました。

この結果から、男性が長時間労働をベースに会社にコミットしている中で、女性側にいろいろな負荷がかかっている様子が伺えます。
家庭内のいびつな役割分担を是正し夫婦が負担を公平に分け合えるよう、男性がきちっと家事や育児に参加できるような働き方を推進することが、お互いのストレスを減らすことにつながると考えています。

3つめは
「無理なく始められる仕事をつくる」
ということ。

子育てをしている方の多くは、自宅周辺の勤務地や、ごく短時間の労働などを求めています。
例えば幼稚園に子どもを預けてから迎えに行くまでの間だけ、近くで仕事をするという形です。
ところが、そうした”家の近所”で”短い時間”働ける仕事はあまりなかった。実際にあったとしてもなかなか探しづらかった。
それを解決していこうとしています。

働きたいと思っていながら働けずにいる約170万人もの方々を支援するのは、「雇用」を祖業としてきたリクルートの責務だと考えています。

後半ではiction!(イクション)の取り組みの中から、代表的なサービスをいくつかご紹介。
もちおが実際に使ってみた感想も書かせていただきます!

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iction!(イクション)の情報はこちら

Webサイト
http://www.recruit.jp/company/csr/contribution/iction/

Facebookページ
http://www.recruit.jp/company/csr/contribution/iction/

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