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2017.04.22.Sat

ある日、光も音も消えた。ドキュメンタリー映画「もうろうをいきる」本編シーン限定公開

ドキュメンタリー映画『もうろうをいきる』

盲ろう者とその周りの人々の日常を追ったドキュメンタリー映画「もうろうをいきる」の本編シーンがYouTubeにて限定公開された。

目も耳も不自由な人たちのことを「盲ろう者」と呼ぶ。かの有名なヘレン・ケラーがまさにそれだ。日本には、およそ14,000人いると“推定”されているが、社会的にも法的にも「盲ろう者」の定義は確立していない。事実、筆者もおそらく読者も、彼らのことを、彼らの日常を、彼らの感じている世界を、全く知らずに生きている。あなたは光も音もない世界を想像できるだろうか。

まもなく公開予定の「もうろうをいきる」は、そんな世界に生きる盲ろう者の日常にフォーカスを当てたドキュメンタリー映画だ。

佐渡島の離島でひとり暮らす女性、震災や津波に遭いながらも石巻市で生きることを選んだ男性、柔道を続けながら結婚するために自立したいと願う広島の若い男性など、日本中のいろいろな地域で暮らす盲ろうの人たちに密着取材し、共に生きる介助者や通訳者の現場にも迫る。彼らと共に生活を送る上での様々な困難、また思いがけない喜びが同時に描かれ、人と人が共に生きていく意味を問いかけてくる

この映画は一般の人たちに盲ろう者のことを伝えることが主目的だが、同時に盲ろうの人たちにも楽しんでもらうことも想定されている。一般上映用の映画とともにバリアフリー字幕と音声ガイドをつけたバリアフリー完全版も制作中で、全国でバリアフリー上映会の開催を予定している。現在、その上映実現のためにクラウドファンディングを募っている。執筆時点で既に100万円を突破した。募集は2017年6月20日(火)まで。

<西原監督からのコメント>

光と音のない世界を生きる人々がいます。

私たちは今回、盲ろう者とその周りの人々の日常を、カメラを通してみつめる映画を企画しました。

人はひとりでは生きていけず、そのつながりの中から希望の糸を紡いでいるのだと思います。生きる喜びや悲しみ、人間の弱さ、孤独を、まじろがずにみつめていく。私たちがつくりたいと思っているのは、そのような眼差しを持ったドキュメンタリーです。

この映画が、人と人が共に生きていく「コミュニケーション」そして「多様性」について思案をめぐらせる、ひとつの契機になることを願っています。

ご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。

目が見えず、耳も聞こえない。ドキュメンタリー映画『もうろうをいきる』製作・上映支援プロジェクト:https://motion-gallery.net/projects/mourou_wo_ikiru

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