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一瞬にして難民となった子どもたち。シリア難民キャンプに、彼らの学び舎を作りたい!

昨年12月、私たちはトルコのシリア国境付近の難民キャンプを訪問しました。そこで13歳の少年に出会いました。彼は小学校1年生の時、授業中に爆撃を受けました。家や友人を失い、一瞬にして難民となりました。少年はそれ以来教育を受けられずにいます。
(シリア出身のマゼン・サリムさんの文章より)

シリアでは2011年に情勢が悪化して以来、763万人の国内避難民が発生し、周辺諸国には388万人が流出しています。( 平成28年1月27日 外務省HPより)

その中には、数多くの子どもたちも含まれており、毎日を生きるのがやっとの生活の中で、子どもたちから教育を受ける機会が遠ざかっているのが現状。そのシリア難民キャンプに学校を建設するプロジェクトが、クラウドファンディングで立ち上がりました。

企画立案は「富山学校」。富山大学のイスラム教の留学生らでつくる「TMC」とNGO「アジア子どもの夢」、高岡アラートライオンズクラブの3グループが集まり立ち上げられた団体で、これまでに日本の食料や生活物資の輸送などをとおして、シリア難民へのサポートを行ってきました。

今回、クラウドファンディングをとおして「富山学校」が企画するのは、シリア難民キャンプに小学校を作ろうというプロジェクト。トルコ国境近く、シリアの「アットミーキャンプ」に小学校を作ります。大工さんも先生もシリア難民。現地のひとたちと一致団結して、子どもたちに教育の場を提供していきます。当プロジェクト実施予定場所の情勢によっては、実施時期や内容に遅れや変更が生じる可能性がある、非常にチャレンジングなプロジェクトです。

2017年4月25日、当プロジェクトは目標金額である200万円の目標金額を達成し、終了しました。しかし、学校建設にはそれ以上の資金が必要とされており、学校の数も不足しています。引き続き、シリア難民の子どもたちへの教育支援に注目していきたいところです。

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