地方(都心部以外の地域)を活性化するという話は近年話題になることが多い気がします。変わったイベントや事業をすることで集客をする所が多いですが、本当にこれらは地域活性化に繋がるのでしょうか?
※ここで言う活性化とは地域経済が上昇し豊かになっていくことを意味します。
イベント、メディア活用は起爆剤に過ぎない?
完結に結論だけ言うと地域活性化をしたいなら西野亮廣さんに聞けばいいと思います。
イベントは地方活性化の起爆剤でしかありません。広告と言い換えることも出来ます。ターゲットとなるお客様に知らせるチラシみたいなものです。「こういう地域に面白いイベントがあるんだ!」くらいのものです。
つまり地方活性化には直結しないということになります。活性化させる為には好循環を生みださなければいけません。ドラマのロケ地でさえ一時の盛り上がりにしかなりません。テレビで取り上げられた商品は売れます。今の時代でもある程度の影響力のあるメディアであることは間違いないのです。しかしテレビ・インターネット・新聞・広告などは一、メディアにしか過ぎないのです。
地方活性化には何が必要?
地方活性化をするためにゆるキャラを作ることや面白い商品・イベントを作ることが必須、重要なのか?
答えはNOです。これでは絶対と言っていいほど地方は活性化されていきません。ではどうしていくのが重要なのか?否定ばかりしていてもしょうがないので一つの解決策を提案したいと思います。
地域活性化の第一ステップは構造理解
まず、初めにやるのは構造理解です。これは今回のテーマに限らず、全てに共通するのですが、まずここを忘れがちなのです。
地方といっても様々な場所があります。例えば気温が高い、冬と夏で寒暖差がある、東京(人口の多い地域)から近い、空港がある、海が近い、台風が来やすい、など不変的なものに対して逆に可変的なものであれば地域経済が下降している、観光地のブランディング、ヒット商品の人気などがあります。
これらを並べて判断していくのが最初のステップです。まずは観光に適している地域なのか、それとも住宅に適している地域なのか?まずはここを考える必要があります。明らかに住宅に適している地域なのに観光をやり始めたら上手くいきません。逆もしかりです。
第二ステップは集客方法を考える
構造理解したあとは集客方法です。普通は商品を考えますが、逆です。今いる顧客は何を求めているのか、世の中のニーズはなんなのか?これらを考え、効率のいい集客方法、地域にあった集客方法を考えることが重要になってきます。
間違えなく効率のいい集客方法はネットになりますが、それだけですとネットに触れない世代は呼び込むことができません。そこでネットからリアルへの動線が必要になってきます。つまりネット媒体からテレビ媒体・新聞・クチコミなどにどうつなげていくかが重要です。
集客方法や売り方についての詳細は『革命のファンファーレ現代のお金と広告』に書いてあります。ここでは一部を紹介しましたがこの本を読み込んで理解すれば必ず突破口が見えてくると思います。もし仮に先に商品やサービスを考えると集客の時点で行き詰まって暗礁に乗り上げることになるでしょう。
面白い企画も重要かもしれません。しかしどうやったらお客様が来てくれるのか、よりその地域を知ってもらうことができるのか?ここが地方活性化の肝なのです。
続きは次回の記事で書いていきたいと思っております!
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