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元コピーライターが起業家に転身!子育て環境を変える、Baby map & 未来型授乳施設とは。

こんにちは!
もちおです。

先日のこと。 娘と一緒に原宿、竹下通りに”冒険”に行ってきました!

「お祭りに行きたい!」と言った娘に人混みでごった返す竹下通りを見せてあげるのが目的だったのですがw

そこで娘から緊迫の一言。 「・・・パパ、おしっこ。」

おむつ離れをした4歳の娘。
おんぶをして竹下通りを抜け、トイレを貸し出ししている施設を必死になって探し、クタクタになりました。

このように子育て世代なら必ずといっていいほど経験する「トイレ、おむつ交換場所問題」 

これを解決する、授乳施設、おむつ交換アプリBaby map”ベビ★マ”の存在を聞きつけ、早速もちおが開発者にインタビューに伺いました!

Baby mapとは?

Baby mapを早速ダウンロードさせて頂きました。
アプリを開いた瞬間、現在地近辺の授乳施設やおむつ交換施設がすぐに認識することができました。説明不要のカンタン操作に感動しました!

早速ですが、どのような背景で成長してこられたのか教えていただけますか。

当初、このサービスは前職の医療ベンチャー企業が運営していました。しかし事業の整理があり、このサービスはクローズすることになったんです。
そこで私自身が2015年11月に独立、起業し、その運営を引き継がせて頂きました。

おかげさまで全国のママたちから毎日100件ほどの授乳やおむつ交換できる施設の情報を投稿頂いています。特にプロモーションはしていないので、これは善意の輪が広がっているんだと感じています。

善意の輪!いい言葉ですね。
確かに先輩ママたちが作り上げている財産、といったアプリな感じがします。

行政との取り組みも行ってきました。
そのきっかけが面白くて、厚木市のあるママさんから市に対して「紙の授乳施設マップを作って配るよりも、こんな便利なアプリがあるから提携できないのか?」という問い合わせが入った。それがきっかけで厚木市と提携することになったんです。

ユーザーがものすごく優秀な広報部員になったわけですね! まさに”ママの力”によって輪が広がっているんですね。

間違いなくこれから初めて赤ちゃんを連れて外出しようとしているママ、パパにはぜひオススメしたいアプリですし、子育て世代の我々の手で情報がもっと充実していくように、私も投稿していきたいです。


おむつ交換、授乳施設を作る!

御社ではBaby mapの”情報提供”のほかに、おむつ交換、授乳の場を”提供”する動きがある事もホームページで拝見しました。

出生数に比べて、圧倒的に授乳室が少ないということがBaby mapを運営しているなかで課題として見えてきたんです。ママは仕方なく、ケープなどで胸を隠しながら授乳をするのですが、「目のやり場に困る。」と言った意見がネット上で見られるなど社会問題になったケースもあり、とても悲しい世の中だなと感じたんです。

そこで、ナーシングルーム「mamaro」を開発しました。


mamaroの紹介動画

mamaro、もの凄くコンパクトで、見た目もオシャレですね。ナーシングルームという言葉は聞き馴染みがないのですが…。

ナーシングルームとは、授乳や離乳食、おむつ交換などの際に利用する「乳幼児をケアするための施設」のことです。

授乳=赤ちゃんの食事 でもあるので、トイレと混同せずに、ナーシングルームで授乳をしたほうが気持ちがいいのです。

おむつ、授乳などはもちろん、泣いている子供をあやしたり、外出先での”しつけ”もできたりと目的は多様です。個室空間に入ることで様々な利用方法が見込めます。

設計について意識したことは、コンパクトかつ、設置が簡単であること。柱や壁を作ると、許可を取ることが必要になりますが、この設計でしたら簡易に設置可能なんです。

授乳室を作りたいが作れない、という施設に自動販売機と同じ感覚で設置できるので、駅のホームにある自販機スペースに、同じようにmamaroが設置できると、お出かけもしやすくなるのではないかと考えています。

ライトはシリコン素材なので触っても熱くなく、様々な映像を流せるモニターや搾乳機を使うための電源も用意しています。

電源まで!
…でもこれ、大人も入ってスマホの充電、仮眠、はたまたカップルで入っちゃうなんて事も考えられませんか??

赤ちゃんと親がギリギリ入れるところが設計のポイントなんです。また不正利用対策も施しています。人感センサー、温度感知センサー、ロックセンサーの3つのセンサーで万全です。大人2名で入るとわかる仕組みになっているんです。

Baby mapと連携して、現在開いている近くのmamaroを探して入ることができたり、予約できる機能も今後考えています。


ビジネスで社会貢献

子育てジャンルの社会貢献活動となると、NPOが主流のような気がしますが、長谷川さんが事業として取り組んでらっしゃるのに何か特別な想いはありますか?

子育て分野=NPO(非営利団体)というのが常識化していますが、ビジネスとして成立させることがプロジェクトを継続していくためには大事なことだと思っているんです。

インフラ整備として長期的におこなっていく為には、企業、ユーザー、弊社にとって、メリットがなければいけない。そのためにmamaroはモニターで広告を流して広告収入を設置企業に還元することで、購入・設置費用の回収が見込めます。長期的には収益が出ることも目標としています。

広告効果も高いと考えています。たとえば映画館で流れる「映画泥棒のCM」は、閉鎖された空間だから多くの人々の記憶に残るんですよね。

狭い部屋の中なので、スマホをいじるよりも目の前のモニターに意識が高まります。しかも入る人が限られているので、自動車メーカーや乳児用品、保険、近くのクリニック、設置施設のセール案内など、ターゲットを絞った有効な広告を打つこともできます。

また、mamaroは医療分野での可能性も秘めているんです。先程の人感センサーを利用して赤ちゃんの体重、身長を測ったり、モニターを通して健康状態をチェックできたりと、医療分野の専門家となにか面白い展開ができないか、いま模索している最中です。


社会を変える!アツい長谷川さん

最後になりますが、長谷川さんの起業家として社会を変える!というアツい部分を感じたのですが、これまでの経歴を教えていただけますか?

実は20代は広告代理店でコピーライターをしていました。前職の医療系ベンチャー起業に出会ったのは、28歳で母親をガンで亡くし、母親に対して何もしてあげられなかったことを後悔していたときでした。「自分の母親には何も残せなかった。将来の母親に残せたら。」という想いで転職をしました。

コピーライター!!!

なるほど! 「このアプリを卒業する日が必ず来ます。だからこそ、次世代のパパママ達に残しましょ★」が非常に素晴らしいコピーだなと、とても心に響いたんですが、、、納得です!

これからの目標はなんですか?

Baby mapについては、投稿にしてくれたユーザーにもっと還元していきたいです。もっと簡単に投稿できて、投稿をポイント制にして、企業の幼児系の試供品を配り、投稿者に還元する。このような仕組みも作っていきたいと考えています。 mamaroに関してはこれからの普及を頑張ります。

アツい起業家魂、とても刺激になりました! 本日はありがとうございました!

編集後記

長谷川さんの第一印象は、語り口がとてもソフトで物腰の柔らかい男性でした。 しかしインタビューを続けるにつれて、起業家としてのアツいエネルギーを感じることができ、とても刺激的なインタビューでした。

広告代理店勤務から、ベンチャー企業を経ての起業をしてしまう行動力。
本気で世の中を変えようとしている長谷川さんの覚悟を感じました。

もしmamaroを街で見かけることがあったら、長谷川さんの生き様に想いを馳せて頂ければと思います。

mamaroが1つでも多く街で見かける機会を期待しています!

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