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パレスチナの子どもたち・若者を支援するために、書損ハガキを募集中

特定非営利活動法人日本国際ボランティアセンターは、書き損じた年賀状、古い官製ハガキを募集しています。募集された書損ハガキは、パレスチナの子どもたち・若者の支援に活用されます。

特定非営利活動法人日本国際ボランティアセンターのパレスチナ事業:http://www.ngo-jvc.net/jp/projects/palestine/ 

【ハガキ送付先】
110-8605 東京都台東区上野5-3-4 クリエイティブOne秋葉原ビル6F JVCパレスチナ事業担当 並木 宛


※以下は、編集部にて、以下のイベントの話を基にして、補足した情報になります。

5/26(金)@東京四谷「パレスチナを知る、パレスチナを学ぶ」

例えば、具体的に何に使われるのか?

活動の一つに、ガザ地区の子どもたちの栄養改善があります。栄養改善が必要かどうかを判断するための貧血の子どもを見つけるのに使う血液検査チップは1ドル、栄養失調の子どもが通院するのに使用する交通費は1.6ドル。それらの費用は、書損ハガキの2~3枚で賄うことが可能です。

特定非営利活動法人日本国際ボランティアセンターでは、栄養改善の為に、過去には、「幼稚園児への鉄分強化牛乳と栄養ビスケットの提供」「子どもたちの栄養不足を補うための養鶏事業」を実施しています。

なぜ、子どもの栄養失調が発生しているのか?

東京23区より小さいパレスチナ・ガザ地区は、イスラエルによって、封鎖され、人や物資の移動が厳しく制限されています。封鎖されることによって、「移動が出来ない」「仕事が足りない」「難民になって故郷に帰れない」「水が足りず耕作が出来ない」などの様々な問題が発生しています。

また、イスラエルによる治安維持を名目とした侵攻を10年で3度受けており、経済も崩壊しています。電気が1日に3時間程度しか来ず、下水システムが動かずに地下水汚染が発生したり、失業率は43%に達することもあります。(若者の場合は約60%)

その結果として、食料が買えず、支援・配給に頼る結果になるものの、それも十分ではなく、5歳以下の4割は貧血を抱えていて、成長不良やくる病などの疾患を抱えることになります。

プロジェクトの効果は具体的にどの程度か?

現地の団体と提携して実施したプロジェクトでは、「健康診断」「栄養指導&保健教育」が実施された。活動開始後から1年間で、栄養指導による貧血が75%改善、栄養失調が60%改善、くる病を抱えていた41名の完治が実現しています。

なぜ支援が必要なのか?

ガザ地区を含めた、パレスチナは1967年以降、イスラエルに占領されているという位置づけになります。国際法である、ジュネーブ第四条約では、占領側は、武力抵抗を受ける・受けないを問わず、人々を保護する義務が発生します。

しかし、現状では、上記のように基本的人権と考えられる理不尽な状況が発生しています。

彼らが人間らしい人生を生きるサポートをすること、また、理不尽な状況を理解し是正に向けたアクションをとっていくことが支援をすることの一つの考え方と言えるのではないでしょうか?

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