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フォーシーズンズホテルズ丸の内東京&京都が2025年までに平飼い卵の調達に移行

人間の食料に使われる動物(ファームアニマル)の苦痛を減らす目的で採卵鶏のケージフリー(平飼い卵への移行)に取り組んでいるザ・ヒューメイン・リーグ・ジャパンが、フォーシーズンズホテルズ丸の内東京&京都が2025年までに平飼い卵の調達に移行することを報告しています。

フォーシーズンズホテルズ丸の内東京&京都の移行は、2018年2月に米国、カナダ、欧州のホテルおよびリゾートで2019年12月31日までに、仕入れる卵を(殻付きと液状ともに)平飼い卵にすることを決定したことに準じて行われます。

現在のところ、丸の内東京および京都は、2025年までに平飼い卵のみを使用することを目標としています。

ザ・ヒューメイン・リーグ・ジャパンとは

ザ・ヒューメイン・リーグ・ジャパンが採卵鶏のケージフリー(平飼い卵への移行)に取り組んでいる背景としては、

  • 「ケージで飼育される鶏が劣悪な環境で飼育されており倫理的な観点から望ましくないこと」
  • 「そのような飼育方法をしなくても採卵をすることがテクノロジーの進歩で可能になっていること」
  • 「劣悪な環境で飼育された卵が人体に悪影響を与える可能性があること」

が理由です。

上記の取り組みは欧米から始まり、徐々にグローバルでも進められるようになっています。

ザ・ヒューメイン・リーグ・ジャパンの活動を更に詳しく知りたい方はこちらもどうぞ
ザ・ヒューメイン・リーグ・ジャパンが発足した際のイベントレポートになります。

「ザ・ヒューメイン・リーグ・ジャパン」が活動開始

ザ・ヒューメイン・リーグは人間の食料に使われる動物(ファームアニマル)の苦痛を減らす目的で2005年にアメリカで発足。野菜中心の食生活の普及活動や、採卵鶏のケージフリーの運動を勢力的に展開している。※2017年に日本でも活動を展開していくために、ザ・ヒューメイン・リーグを設立。

特に多くの採卵鶏が超過密なワイヤー製の檻の中で飼育されている現状を問題視し、大量の鶏卵を使用する大手食品会社に働きかけ、ケージフリー卵に切り替えるよう説得を続けてきた。その結果、アメリカではウォールマート&サムズクラブ、マクドナルド、コンパスグループ、ソデクソなどの大手食品関連企業が2025年までにケージフリー卵への切り替えると、発表することになった。

アメリカ農務省の2015年の調査によると、2014年の9月から2015年9月の間でケージフリー飼育が37%増した。ケージフリー生産の勢いを鶏卵の大消費国である日本でも拡大するため、日本支部の活動を開始する。

グローバル企業で進む平飼い卵への移行

世界展開するグローバル企業では、ヨーロッパでのトレンドを受けて、次々に、従来型のケージでの飼育から、倫理・健康に配慮した平飼い飼育で生産された卵の仕入れに移行することを発表しています。

アメリカ国内でも2020年、2025年までに平飼い卵の調達にすると発表した企業が300社以上あり、またイギリスの市場で販売されている卵は、すでに平飼い卵の量が、ケージ飼い卵数を上回っているとされています。

アジアでも、ネスレ日本、ケージフリーの鶏卵のみへ移行する試みを進めていることを報告されています。

ネスレ日本、ケージフリーの鶏卵のみへ移行する試みを進めていることを報告

また、2018年4月には日本またアジアのフードサービス業界大手、西洋フード・コンパスグループ(株)が2025年までに平飼い卵の調達に変えることを発表し、5月には台湾のフランス系大手量販店のカルフールも2025年までに100%平飼い卵の販売に切り替える決定を発表しています。

西洋フード・コンパスグループ(株)の平飼い卵調達決定
https://prtimes.jp/main/action.php?run=html&page=releasedetail&company_id=33124&release_id=1&owner=1

カルフール台湾の平飼い卵調達決定
http://www.carrefour.com/current-news/carrefour-taiwan-takes-action-to-discontinue-sales-of-eggs-from-battery-farm-hens

ザ・ヒューメイン・リーグ・ジャパンWEBサイトhttp://thehumaneleague.jp/

 

ザ・ヒューメイン・リーグ・ジャパンFACEBOOKページhttps://www.facebook.com/humaneleaguejapan/

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