ようこそ、ソーシャルスタンドへ

4/25(木)19時~、今のスーダンを知ることが出来るイベントが生配信

4/25(木)19時~、日本国際ボランティアセンターが主催で、今のスーダンを知ることが出来るイベントが開催されます。イベントへの直接参加は満席になっていますが、イベントが生配信されることが予定されています。

生配信が見れる場所
日本国際ボランティアセンター:facebookページ
https://www.facebook.com/NGOJVC/

イベントタイトルは、緊急報告会「揺れ動くスーダン情勢 〜独裁政権を倒した市民デモと今後の展望〜」

大きく揺れ動くスーダン情勢をソーシャルスタンドでも登壇経験があるモハメド・オマル・アブディン氏(現地で生まれ育ち日本で平和構築学を学んだ立場から、中東およびアフリカの現代政治を研究し、スーダン障害者教育支援の会(CAPEDS/キャペッズ)を通じて現地支援を続けるスーダン人)とJVCのスーダン事業担当の小林麗子さんが解説します。

大きく揺れ動くスーダン情勢 

スーダンでは昨年末から、食糧価格の高騰等を契機に、大統領辞任を呼びかける市民たちのデモが続いていました。SNSでハッシュタグを付け、「いいから降りろ(tasqut bas)」と呼びかけて広がった市民運動は4ヶ月近くも続き、4月11日にはクーデターが勃発、30年の長期政権を続けたバシール大統領を軍が解任しています。しかし、2年後に選挙を行うまでのあいだ、軍が設置した暫定軍事評議会が統治を行うことになっており、人々は評議会への市民参加などを求めて今もデモを続けています。

 

現地を見てきた立場からの報告

現地で生まれ育ち日本で平和構築学を学んだ立場から、中東およびアフリカの現代政治を研究し、スーダン障害者教育支援の会(CAPEDS/キャペッズ)を通じて現地支援を続けるスーダン人のモハメド・オマル・アブディン氏は、クーデターの直前までスーダンに帰国していました。また、首都ハルツームに事務所を置くJVCの駐在員と現地スタッフも、金融危機を肌で感じながら、デモが続く情勢を間近で見てきました。

本報告会では、スーダンという国と人々がこれまでにたどった流れを振り返るとともに、現地情勢について現場の視点から見えた点を共有し、混乱のしわ寄せが及ぶ現地の人々に対して日本から何ができるのか、皆様とともに考えます。ぜひご参加ください。

 

■プログラム
19:00 開始のごあいさつ、趣旨説明
19:05 スーダン情勢解説
(CAPEDSより、モハメド・オマル・アブディン)
19:35 JVC駐在員による情勢報告、活動紹介
(JVCより、スーダン担当小林)
19:55 CAPEDS活動紹介
20:10 質疑
20:30 終了

■生放送配信先
日本国際ボランティアセンター:facebookページ
https://www.facebook.com/NGOJVC/

 

■モハメド・オマル・アブディン
学習院大学法学部政治学科特別客員教授
スーダン障害者教育支援の会(CAPEDS)代表理事
abdin.png 1978年にスーダンのハルツームで生まれる。網膜色素変性症が幼少期に発覚、12歳まで弱視だったものの、現在視力を失い、光を認識する程度に。ハルツーム大学法学部在籍中の1998年に日本留学の機会があり、福井県立盲学校で鍼灸マッサージを学び国家資格を取得。2003年に東京外国語大学に入学、学部から大学院に進学し、2014年に学術博士号を取得。東京外国語大学での特任助教職を経て、現職に着任。
2007年に、全盲のスーダン留学生と、日本人学生の仲間とともにスーダン障害者教育支援の会(CAPEDS/キャペッズ)を立ち上げ、母国の障害者の教育支援に取り組む。

 

■小林麗子
JVC スーダン/南スーダン事業担当
kobayashi.png 埼玉県出身。大学卒業後、一般企業に就職。人種・民族問題への関心から、退職し社会学修士課程へ進学する。2005年に他のNGOで財務会計担当の職に就き、念願の国際協力に携わるようになる。2015年7月から現職。紛争などによって難民・避難民となった方々に、外部者として、どのように関わり寄り添うことができるのか、学び考えながら支援活動に関わりたいと考え続けている。

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