※この記事は、【3月1日】 途上国のトイレ事情を通じて、トイレについて真剣に考える2時間のレポートになります。
イベント内容は以下になります。
イギリス発祥のWaterAidは、「安全な水と衛生へのアクセスを改善することによって、人々の生活を変えていくことを目指す国際NGO」。現在は主に途上国など世界中でトイレの普及活動を勧めている団体です。
・トイレがないと何が起こるのか?
・そもそもトイレってどのような役割を果たしているのか?
・今後のトイレはどうあるべきか?
途上国のトイレ事情を知る前に、改めて、特定非営利活動法人wateraidのスピーカーの方により、トイレについて考えるワークショップを実施して頂きました。ワークショップの構成は2つのパートで構成されています。
1.クルーズに乗っていた際にクルーズは故障。遭難をしている中、無人島を発見。その時に、船内にあるものから何を持っていくか?
ここでは、上記の状況の中、船内にあるもののカードが配られ、その中から何を無人島に持っていくかを議論。持っていける数に制約がある中で、何を選ぶかによって、非常時におけるその人の優先順位を垣間見ることができます。カードの中には、「携帯トイレ」が含まれており、普段当たり前になっていて考えることがあまりない「トイレ」について、やっぱり重要だよねという議論になっていきます。
2.体育館に閉じ込められた、体育館にあるものの中で、いかにトイレを作るか?
トイレの重要性について改めて気づかされた中で、仮に、20人で体育館に閉じ込められ、そこで数日間を過ごさなければならない、食糧などの生活に必要なものは揃っているが、トイレだけがない・・・・という状況に置かれた場合、どうするか?という問いです。
この議論を通じて、意外に、トイレが様々な機能を持っていることに気づきます。
・トイレで処理しなければいけない排泄物をどこに保管するのか
・安心して排泄ができるように、プライベート空間をいかに維持するか etc
安心してトイレに行くことができるというのがとても重要な価値あることだと再発見するワークショップでした。
上記のワークショップを受けて、改めて、途上国のトイレ事情についての話になります。ここでは、内容の一部をご紹介します。
人間の排せつ物を安全に処理する衛生設備は、健康で満足な生活を送るために、欠くことのできないものです。ところが、23億人 ― 世界人口のおよそ3分の1 ― の人々は、適切なトイレがない環境で生活しています。
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