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神奈川県高校生ボランティア報告会レポート:神奈川県高校生ボランティア「friends」

3月13日(日)神奈川県高校生ボランティア「friends」の報告会が行われました。
「friends」は神奈川県教育委員会が運営の元、毎年神奈川県内の公私立に募集をかけ有志で集まっている団体です。
最大の特徴は、高校生たちがボランティアの企画をして実行する点にあります。
ボランティアにかかる経費は一部県の方からでますが、交通費やボランティア保険等はすべて自費です。
そのうえ毎月2~5回、休日などに集まって会議や準備をするためボランティアに対してかなり意識の高い高校生が集まっています。

 

私はアドバイザーとして関わらせてもらって3年目になります。
年間更新制ですが、継続して続ける高校生も多いです。

年間のスケジュールの概要は以下のとおりになります。
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春~夏 ボランティアについての座学および体験
夏~秋 企画立案と当日までのスケジュール・プログラム決め
初冬  ボランティア企画実行
冬   報告会の準備
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特に企画立案が毎年難航します。

みな「こんなボランティアがしたい」という熱意を持って参加してるからです。人数や実際に実行することを考慮して二つのテーマに絞られるため、折衷案がなかなかまとまりません。何を企画するか決まったあとも、チラシ作成・担当決め・当日の進行原稿作りなどなどやる事はたくさんあります。けれども企画当日は笑顔が絶えず、終わったあとはみな満足そうな表情をしています。春の頃と比べると高校生同士も仲良くなり、自信のある顔つきになっていました。

 

報告会当日もしっかりリハーサルをして臨みました。
報告の内容は画像や動画を織り交ぜていて、わかりやすく発表することができました。後半の部では「高校生ボランティアを100人集めるにはどうすればよいか」をテーマにしたグループワークを行いました。一般の幅広い年齢層の参加者も交えて、いくつかのグループにわかれ様々な意見が飛び交い盛り上がりました。
「学校の授業でボランティアを必修にする」
「お祭り形式にする」
「有名人をよんで参加費を徴収し、それをボランティア団体などに寄付する」
などなど、チャリティを広めることにもつながりそうな案がたくさんでました。

 

最後に教育委員会の方から
「平成26年度のボランティアに参加したことがある高校生は85.2%」という話がありました。

今の高校生は当たり前のようにボランティアをする、ボランティアに抵抗がないと考察することもできます。
もしかしたら若者の起用がチャリティを広めることにつながるかもしれません。
少しずつですがよい方向に変わってきている部分もあるとアドバイザーと報告会を通して感じました。

高校生ボランティアセンター”friends”

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