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ソーシャルスタンド#32 パキスタンをサッカーを通じて知る、考える フォトレポート

2018年10月20日に開催された「ソーシャルスタンド#32 パキスタンをサッカーを通じて知る、考える」の様子をレポートします。

【10/20開催】ソーシャルスタンド#32 パキスタンをサッカーを通じて知る、考える

話をして頂いたアルムンドパスプロジェクトの井口さんとNPO法人ジャスミンの岡さん。

井口さんはNPO 法人SOLUNARCHEにて、パキスタン国内で10校、約7000人の子どもと女性に教育の機会をもたらしていた。女性が教育に参加できない状況がある中で、一番の弊害は、識字率。例えば文字が読めないことによって、洗剤の説明書が読めずに、ミルクと間違えて子どもに与えてしまい、子どもが死亡してしまったケースもあるそうだ。学校を運営していたタイミングでは、パキスタンではサッカー熱はそこまで高まっていなかったということも共有して頂きました。

井口さんは、その後、アルムンドパスプロジェクトという、サッカーが出来る環境を増やすプロジェクトを開始。日本では、サッカーの公式球が変わるたびに、サッカーボールが新しく導入されるものの、過去のサッカーボールは倉庫に眠ってしまったままになるケースが多いそうです。そのサッカーボールを公には配れないものの、海外の恵まれない地域であれば寄付をすることが出来るのではないか?という点に着眼点があります。

岡さんがパキスタンに足を運ぶ中で、段々とパキスタン国内でもサッカー熱が高まっていることが分かってきました。ただ、サッカーボール・サッカーを教える技術者がいないことがネックでサッカーが出来る環境ではないのが現状だそうです。

そこでアルムンドパスプロジェクトと連携をして、ボールを届けてみました。そのボールを使って、現地ではサッカー大会を開催したそうです。印象的だったのは、女性がサッカーの応援に参加していたこと。イスラム社会であるパキスタン北部において、女性が外出が出来る機会は珍しいそうです。

サッカーをハブと捉えることで、女性を含めた様々な子どもが外出して遊んだり学んだりする機会を作ることが出来るのではないか。それが、サッカースクールを構想した背景になります。

「女性は家から出ない」というより「出たくても出る場所がない」というのが本音なのではないか。現地では、薪とりが遊びと捉えられるくらい、エンターテーメントが足りていないそうです。 学校を作っていくまでには様々な課題があるものの、サッカースクールというエンターテーメントをハブにして、識字を含めた「生きるのに必要な知識」をまずファーストステップとして提供できると良いのではないかと考えていることを共有して頂きました。

パキスタン・スクール・プロジェクトは、着実に前に進んでいます。ご興味がある方は、是非、一緒に盛り上げていければと思います。最新情報は、facebookから発信をしています!是非、フォローしてみて頂ければ!

ALmundo&Jasmine パキスタンスクールプロジェクト
https://www.facebook.com/almundojasmine/

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