2016年12月10日(土)14時半~新宿区にあるおんぶらーじゅさんにて障害について考えるイベントを開催しました。講師に知的障害福祉に携わっている遠藤さんをむかえ、講師を含めた9人で終始アットホームでフラットな雰囲気で進行しました。
当日のイベントの流れ
1.障害について思うことを、それぞれの参加者が語り、共有
2.遠藤さんによる、障害に関連する歴史・法律・考え方の変化についての講義
3.参加者同士で、障害について認識が変わった点の共有
4.最後に、遠藤さんによる、知的障害福祉を取り巻く環境と課題についての講義
1.障害について思うことを、それぞれの参加者が語り、共有
2.遠藤さんによる、障害に関連する歴史・法律・考え方の変化についての講義
3.参加者同士で、障害について認識が変わった点の共有
4.最後に、遠藤さんによる、知的障害福祉を取り巻く環境と課題についての講義
参加者は全員、福祉関係者ではないですが、「障害」についてそれぞれ身近に感じていることが多かったのか、話題が次から次へと展開し、盛り上がりました。皆さんが、障害について話をしたいと考えていることを感じました。以下では、当日のイベントにて話題に挙がったことを紹介します。
- 身近に障害を持っている方がいて、障害は隣り合わせだと感じている
- 障害を持っている方に、どのように接していいかが分からない
- 障害を持っている方が、一般的に、社会にとって不便な存在というイメージがあり、たまに、一般社会で必要とされるスキルを持っていると必要というように都合よく扱われている印象がある
- 社会は健常者が依存しやすいように出来ている(小児科医/東京大学先端科学技術研究センター・特任講師 熊谷晋一郎さんの考え方:世の中のほとんどのものが健常者向けにデザインされていて、健常者はその便利さに依存している。一方で障害者は、依存できない仕組みになっている。インタビューはこちら)
- 障がい者手帳を貰うのは自由であり、「選択」の問題であることがあまり知られていない
- 落語に出てくる長屋のお馬鹿なキャラクターは今でいうと障害を持っていた方なのかもしれない。そう考えると、障害は昔の方が身近だったのかもしれない
- 障害が増えている気がする。それは、法律による線引きが増えてきているからではないか。また、社会進出出来るようになったことも一因かもしれない
参加者の方の感想を一部紹介します。
- 大変勉強になり参加して良かったと思っています。
- 障害のボーダーラインというテーマの共通項として、マイノリティーへの偏見や差別という大枠があるのだと思いますが、色んな方向からアプローチできれば良いなと思いました。
- いろいろ新鮮でした。
- みんなワイワイと話ができてとても楽しかったです。
- 学ぶというよりも参加するという感覚でいられたのがよかったです。発達障害や人格障害などによって健常者と障害者の境界がボーダーレス化しているのではないか?という話もしてみたいです。
今回のイベントは好評につき、定期的に開催をしていきたいと考えています!今回参加できなかった方も、次回は是非、お越し頂ければ嬉しいです。
また、会場のおんぶらーじゅさんは新宿区弁天町にある福祉事業所「シャロームみなみ風」の中に併設されているカフェで、配膳などは知的障害の方が対応しています。白を基調に明るくて清潔なカフェの雰囲気と丁寧な接客で、参加者全員気持ちよく過ごすことができます。お近くの方は、是非、遊びに行ってみてはいかがでしょうか?
※おんぶらーじゅさんはバックや小物などの物販もされています。
同じテーマでの最新のイベントはこちらから

【3/25開催】ソーシャルスタンド #6 「障害って何だろう?健常者って誰だろう?」遠藤さんと一緒に考える2時間
コメントを残す