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『虹色の戦争』から見るチャリティ哲学

【はじめに】

 

SEKAI NO OWARI(世界の終わり・旧バンド名)、海外での活動はEnd of the World。このロックバンドがリリースした楽曲の中に『虹色の戦争』という歌がある。今回はその楽曲からSEKAI NO OWARIが持っているチャリティ哲学を考えていきたい。

 

もともとSEKAI NO OWARIは物凄く哲学的で世の中の矛盾や世の中で当たり前だと思われることを別の視点から考えた楽曲をリリースしている。その中でも『虹色の戦争』は深く考えさせられるものである。今回はSEKAI NO OWARIの経緯などは割愛するが、チャリティ哲学に焦点を当てて考えていきたい。

 

【『虹色の戦争』とはなにか?】

 

簡単に言ってしまえば生物たちの気持ちについて歌っている楽曲。いくつか実際の歌詞を一部抜粋して考えていく。

「鳥籠の中で終わりを迎えた「自由」は僕になんて言うだろう」このような歌詞がある。そこから読み解いていくと、もし僕ら(人間)が飼っている檻に入れられた鳥(ペット)は死ぬまで飼われ続けることになるが、話せたなら僕ら(人間)に向かって自由についてなんていうのだろうか?というメッセージとして考えることができる。また鳥かごの中で終わりを迎えた(=人間の決められた価値観)の中で生きている人間に向かって自由はなんて伝えようとしているのだろうか?というメッセージとしても受け取れる。この2つのメッセージが込められているのではないか?

 

人間が良かれと思っているのか、人間のエゴなのかそれが善悪とかではなく生物はなんというのだろうか?また人間が作り出している価値観とはなんなのか?この哲学的にも深いメッセージが込められている。

 

他にも「虫に歌があるなら何を叫ぶのだろう「平和の解放」の歌を世界に響かせてるだろう」という歌詞がある。これを読み解いていくと虫(=人間以外の生物)に歌(言葉)が喋れるなら世界に向かって平和を求めているのではないか?というように捉えることが出来る。つまり人間に向かって平和な世界を作っていこうと求めている。このような深いメッセージを込められている楽曲が多いのがSEKAI NO OWARIなのだが、このインパクトのある深い哲学的なメッセージがダイレクトに歌になると聴いている方は少し聴きにくいがこうやってファンタジー的というかあえて虫や鳥などに言わせることで独特な世界観でメッセージを伝えているので聴きやすくなっている。

 

『SEKAI NO OWARI 動物殺処分ゼロの支援』

 

NPO法人ピースウィンズ・ジャパンと動物殺処分ゼロプロジェクトを始動した。プロジェクト支援シングル「Hey Ho」が10月5日にリリースすることも明らかになっている。虹色の戦争などを読み解くことで楽曲に込められたメッセージからもわかるようにこういったプロジェクトを行っている理由も頷ける。

 

しかしこれはアーティストだから、有名人だからこのようなプロジェクトができるのだろうか?答えはNoである。誰もがいろんな形でできることから始めることでそれは大きな力へと変わっていくのである。この大きな力こそが世の中を住みやすく変えていく力であり価値のあるチャリティ哲学なのかもしれない。

動物殺処分ゼロプロジェクト

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