ようこそ、ソーシャルスタンドへ

食品廃棄に一石を投じる、スーパー「エブリイ」の取り組み

日本では、農水省のホームページによると、食品廃棄が、平成25年度にて、1,927万トン発生している。これは、7,000万人が1年間で食べる量に匹敵するという。

その中でも、一説では、まだ食べられるのに捨てられてしまうもの、いわゆる「食品ロス」が500万トン~900万トンもあるといわれている。「もったいない」、「どうしたら減らすことができるか」「どうすれば、食べるのに困っている人に流通させることができるか」というのが大事な問いであることは間違いない。

この問題に一石を投じる取り組みをしているスーパーがある。スーパーの「エブリイ」である。

「エブリイ」では、朝9時前、お年寄りから子供まで、老若男女、色々な人が次々と行列に並んでいるという。理由は、「欠品をOKにしたから」 ※絶えず野菜が並ぶことを辞めにして、棚が空になることを許容した

実際、スーパー業界では、販売の機会を失う欠品(棚が空になること)は最大のタブーと言われていて、多くのスーパーでは絶えず商品が並んでいます。絶えず野菜が並ぶのは、何店舗分もの野菜をまとめて大量に仕入れて、蓄えているからできることなんです。しかし、このスタイルでは新鮮な野菜をご提供することは難しく、さらに売れ残って廃棄することを考えた値段となるため、どうしても高くなってしまうんです。そこで、エブリイでは全く逆のことをしてみました。

「夕方6時以降は欠品OK」

鮮度、美味しさを守るための欠品ならかまわない。
脱スーパーマーケットを掲げるエブリイならではの、逆転の発想です!

エブリイでは、毎日仕入れて、毎日売り切ります。そのため、廃棄する野菜がなくなるので、お値打ち価格でご提供ができ、次の日には、また新しく仕入れた新鮮野菜を並べることができるんです。

引用先:エブリイの挑戦

 

タブーとされてきた、「欠品」を許容することで、逆に、野菜が新鮮であること・食品廃棄をしないことを顧客にコミュニケーションができる。

「もったいない」「何とかできないか」それは、チャリティならではの着眼点と言えるかと思います。その視点に立って、「常識・タブー」を見ることによって、「常識・タブー」自体が社会のあるべき姿を歪めている可能性に気付けるのではないでしょうか。

更に、ネガティブだと思われていることを、ポジティブに変換することは強烈なコミュニケーションであり、クチコミを生むことにも繋がりやすいと言えるのではないでしょうか。

エブリイの文化が浸透していくことで、食品廃棄が徐々にでも解決していくことができると思います。是非、応援していきたいと思います!

是非、彼らのホームページもチェックしてみてはいかがでしょうか?
https://www.super-every.co.jp/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です