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チャリティから考えるYOSHIKI“過去”と“今”

以前、YOSHIKIという男の記事で触れましたが、YOSHIKI自身、過去に大きな試練がありました。今は世界に羽ばたき活躍をしています。しかし、過去には挫折が数多くありました。

メンバー、父親の死から読み解くチャリティ精神

人は挫折や苦悩から次のチャンスを掴むことが往々にしてあることです。かの有名なエジソンはこのような言葉を残しています。『私は失敗したことがない。ただ、1万通りのうまく行かない方法を見つけただけだ』

YOSHIKIも過去にXJAPANの世界進出を宣言したものの、TOSHIの脱退やHIDEの死によって世界進出が出来なくなるどころか、XJAPANの解散にまで至りました。そこから10年間、YOSHIKIは表舞台から一切姿を消すことになります。そしてその過去は封印してきたのです。

しかし、挫折や苦悩をTVで語る日が来ました。その様子がニュース番組「NEWS ZERO」で公開されています。

また、「どこに行けばいい」から始まるTearsは亡き父への思いを綴った曲でもあります。自分の気持ちが整理のつかない、そんな悲しい過去に問いかける歌詞なのです。

悲しい過去も力に変え、強い力で前へ進む姿が人を魅了し熱狂させる要因なのではないでしょうか?

YOSHIKIは、メンバーの死、父親の死で悲しい思いをした中で、今後、他の人にそんな思いをさせたくないという思いから『Yoshiki Foundation America』という基金を設立します。

この非営利団体から自死で亡くした遺族や震災によって家族を亡くし残された遺族に寄付などを行っています。

命は自分だけのものではない

基金を設立し一気に加速していく原動力はなんなのでしょうか?

過去にインタビューでこのように答えています。

「命は自分だけのものではない」
残された遺族や友人は「一生癒えない傷を背負うことになる」

と話されています。

国の発表によると日本における自殺者の年間の数は平成26年だと25427人。単純計算で遺族の数はここの数値の2、3倍以上の数になる計算になります。

それは、年間約5~7万人の方が「一生癒えない傷を背負っていること」を意味しているのではないでしょうか。

YOSHIKI、XJAPANの挫折と栄光を映画に

人は誰しもが楽しいことや成功だけではありません。世界で活躍されている人でさえ、色々な局面を迎え挫折している経験もあります。

スポットライトはいつも栄光ばかり映しますがあえて今回の『WE ARE X』の映画の中では過去や挫折と正面から向き合う様子を描いています。※2017年3月3日から日本で一般公開されています。

最後に

YOSHIKIは、悩み苦しみ、そして、そこから立ち直り人々に何を与えているのでしょうか?なぜ壮絶な過去と向き合いそしてチャリティ活動に取り組み、遺族や苦しんでいる人を応援しているのでしょうか?

それはYOSHIKI自身の体験そのものが突き動かしていることなのかもしれません。

このような考えが広まり、人を思う気持ちが増えることで、自死は減り、人を傷つけることも減っていくのだと思います。これは決して簡単なことではありませんが、一人一人が感じることで多くの命を救えるのだと信じています。

この記事をご覧頂いた方はこちらもご確認ください。

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