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もちおの転勤 編  〜突然の転勤辞令。妻のキャリアアップはどうする?〜

もちおです。

前回は大雑把な”もちおのこれまで”にお付き合い頂きました。

もう少し各タイミングにフォーカスを当てた記事を!というメッセージを頂きましたので、数回に分けて連載していきたいと思います。

僕は静岡で生まれ育ち、大学も静岡。
卒業まで実家を出たことがない箱入り息子でした。

地元企業に就職したところ、初任地は想像していなかった当たりくじ【東京】。

田舎&実家から解き放たれた、ミーハーの塊となった僕は、昼はサラリーマン、夜はライブハウス、週末はバンド活動に明け暮れる毎日を送りました。

そんな音楽環境の中、バンド活動で出会った妻と結婚。
社宅暮らしで、夫婦そろってバリバリ働き、ブリブリ楽器を弾き、ガブガブ呑むという、全力で都会を満喫する生活を送っていました。いつか来る転勤に怯えながらも目をそむけるかのように。

2〜3年サイクルで職場の誰かしらが転勤していた職場だったので、毎年1月〜3月になると4月人事に皆ソワソワしだし、喫煙所では若手社員の根拠のない人事予想で盛り上がるのが風物詩でした。

2012年
待望の第一子をさずかり、10月出産を控えた7月。
営業の外回りをしていた僕の携帯に上司からの着信アリ。

『もちおくん、転勤が決まりました 』

全く予想していないタイミングでの転勤通告。

???なぜ7月???

いわゆる”玉突き人事”でした。

あるきっかけで、まるでビリヤードのように人事が動く。もちろん拒否、交渉できる空気は社内はありません。

通常、春にやってくる人事通達が「今年もどうにか切り抜けた〜!」と思ったところの不意打ち。

しばらく実感なくふわふわとしていましたが、引継ぎ、新居の下見、引越し準備など、手帳に記入していく度に「本当に東京を出るんだ」と現実味が。

一方妻は・・・
毎日電車に乗るのも辛かった”つわり”を乗り越え、7ヶ月の大きくなったお腹で仕事をしていた時期。せっかく勤めてきた職場のキャリアを旦那の転勤で諦める。いわゆる王道の転勤族のスタイルに大きな疑問を感じていました。

たしかに私も、「仕事が人生のビタミン剤」とでもいうような、妻の充実感に満ちた姿を見ていると、とても「オレの転勤についてくるのが当たり前だろう」とは言えないな・・・と思っていました。

夫婦間だけでの話ではまとまらない部分もあったので、お互いの両親にも相談。
特に一番の協力を仰ぐことになる、妻の親にも相談に乗ってもらいました。

幸い、当時住んでいた川崎から車で40分程の距離にあった妻の実家。
妻はもともと臨月に入ったら実家に帰る事を決めていたので、
私が単身赴任して、妻子は実家に同居するアイディアが出てきました。
実際これが一番合理的であり現実的。

妻は産後も実家の協力を得ながら育児をし、職場復帰する事を決意しました。

仕事、子育て、夢の実現、いろいろな天秤で図らなければいけないものがありますが、
正解なんて、あとから振り返らなければわかりません。

こうなってはその場その場の判断で状況を乗り越えていくしかなく、大切なのは家族の形を守ること。ガッチリとスクラムを組んで、これからやってくる障壁に立ち向かっていく様な心境です。

いよいよ、乗り越えなくてはいけない人生最大級のイベント「出産」が3ヶ月後にせまっていました。。。

つづく

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