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株式会社ラッシュジャパン、難民を対象とした雇用を開始

化粧品ブランドLUSHを運営する株式会社ラッシュジャパンは、難民を対象とした採用活動を開始しました。日本で暮らす難民の現状、及び、なぜラッシュジャパンがそのような取り組みをするのかを紹介します。

 

日本にも難民が約2万人生活している

世界情勢が悪化している中、難民の数は、第二次世界大戦以降、最も多くなっています。シリア、コンゴなど様々な地域での紛争・治安悪化が要因です。難民の方は、危険な状況から命からがら逃げてきて、様々な国に辿りつきます。

 

UNCHR Global Trends Forced Displacemend in 2015によると、2015年には、難民は6,530万人いると言われ、The Japan Timesの記事によると、2016年には、約7,000万人に上るとされています。近隣国だけでは、難民の受け入れに限界が来ており、実際に、日本にも数多くの難民が辿り着いています。

 

難民支援協会によると、日本には約2万人の難民の方が生活していると言われています。

 

難民の方が日本で直面する課題

LUSHのウェブサイトにて公開されているジュディさんのインタビューの中では、彼が難民として日本で直面した様々な課題をインタビューで垣間見ることが出来ます。

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・在留資格が1年しかない為、それを更新することが出来るかが不安。更新できなければ他の国に行くことが必要となり、また1からのスタートになってしまう。そのことによって、子どもに影響を与えてしまうことを懸念している。

・法律上の事務手続きが日本語である為、非常に困難

・子どもを幼稚園に入れることが難しい。それは、日本では両親のうちどちらからが定職についている必要があること、難民の方が日本で仕事を得ることが難しいことが理由

・日本語の勉強をしたいが、難民認定を受けていないと日本語学校に行く機会も限られてしまう
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※LUSHのウェブサイト:https://jn.lush.com/article/refugee-interview

 

難民支援協会は、ホームページにて、日本で生活する難民の方が直面する困難について紹介しています。https://www.refugee.or.jp/story/main.shtml

 

難民の方が直面する偏見や所持金がなくなってしまい公園のベンチで寝ることを余儀なくされたケースなどが紹介されています。

 

住む場所を求めて新たな場所で生活を始めるのは誰もが持つべき権利

ラッシュは、住む場所を決めること、安全な場所を求めて新たな場所で生活を始めることは、誰もが持つべき権利であると考えており、日本における難民受け入れ状況や、日本で暮らす難民がどのような苦難と向き合い、何を望んでいるのかを伝え、難民を歓迎できる社会の実現を目指していくことを考えています。

 

その一つの取り組みとして、ラッシュジャパンにおける製造工場などでの雇用を目的に、難民支援協会が実施するジョブフェアを通して、難民を対象とした採用活動を開始しています。

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