今日は前回の続きで映画「はたらく」の試写会で見えてきた、大事なこと2つ目をお送りします。


大事なこと②
障害のある方の視点 前回の1つのポイントとして、映画「はたらく」の基本的なことをお話しさせていただきました。
今日は、試写会を通して、私の中で新しい発見をしたことをお話しさせていただきます。
それは、障害のある方の視点で見ることの大切さです。
もう少し付け加えると、障害のあるなしでなく、弱さにたった視点とでも言いましょうか。つまりロゴスフィルムのテーマであります、「弱さにある希望」とも関連してくるのですが、自分が弱い存在であること、1人では生きていくことが難しいということを自覚することの大切さ。障害のある方の多くはそのようなことを無自覚のうちに思っている方は多いのではないでしょうか?
ただ、1点補足させていただきますと、その障害のある方の視点というのは、障害のあるなしは関係ないと私は思っています。自分が弱くて、1人では生きていくことが難しいと自覚のあるなし関係なく思っていることは、いわゆる健常者と言われる方にも同じことが言えると思います。
全ての人間は1人では生きていけないと私は思いますので、障害のあるなしは関係ないと思うのです。
なぜこのようなことを思ったかと言いますと1つの試写会での体験です。多くの障害のある方に映画「はたらく」を見ていただきました。そこでの多くの方が好意的という言葉以上の、感動しましたと言う感想を述べられる方がとても多くいらしたという体験です。
それを受けて、私もその試写会の次の試写会でそのような視点に立った映画を見ました。感動で涙が止まりませんでした。私こそ弱さのある1人では決して生きていけない人間であると強く思わされました。
ぜひ、弱さに立った視点で本作「はたらく」をご覧ください。きっと感動で胸がいっぱいになることと思います。
ロゴスフィルム代表 映画「はたらく」監督 齋藤一男
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